自宅サロン開業にかかる費用について
夢見た自宅サロンの開業。
現実問題どのぐらいの費用がかかるのか気になるところです。
こちらのブログでは、講師を行う筆者が実際の経験からお伝えする、極力お金をかけず行った自宅サロンの開業費用についてお伝えします。
*こちらでは、標準の技術(マツエクシングルラッシュ、ラッシュリフト)ができる事と、現在の自宅でサロン経営が可能であるということを条件の上でお伝えします。
物件の費用
まず自宅サロンというのは、居住地の一部を利用して営業を行うサロンの事を言います。
現在お住まいの自宅でサロン開業可能であれば、物件に対しては特に費用をかけずに行えます。
自宅でサロンを行うことで得する情報としては、確定申告の際に家賃を経費として入れることができます。
(家の1/4のスペースをサロン使用の場合は、家賃の1/4の金額を経費にすることが可能!)
↓現在の自宅でのサロン開業がNGの場合
マツエクサロンを行う場合は、居住用契約で契約していたにも関わらず店舗・営業所などの経営目的で使用することは違反となります。そのため、居住用から一部サロン経営のための契約に変更したい場合は貸主にご相談しましょう。
もし契約変更が可能であれば条件によって金額がかかる可能性があります。
変更が不可能で、引っ越し等を検討する場合は、引っ越しと賃貸契約の費用がかかります。
*参考にこちらもご覧ください→マツエクの自宅サロン開業に必要な条件【保健所の美容所登録】
設備の費用
マツエクの施術に設備として用意すべきなものは、施術ベッド・スツール(施術者用・お客様用)・照明・ワゴン・ブランケット・荷物カゴです。
施術ベッド
施術ベッドは、エステ用ベッドがおすすめですが良いものとなると10万円近くになります。
実際使用したベッドでおすすめできる、安めで持ち運び・折りたたみ可能なベッドが楽天で1万円台で販売していました。
それがこちら↓
エステベッドは値段が高いものについては耐久性もあって安定してしっかりしていますが、女性の腕では運ぶことが困難な程重いです。
ですがこちらのベッドは持ち運びができる程の軽さもあり、出張サロンにも向いているので使い勝手の良さからもおすすめです。
施術者用スツール
施術者用イス(スツール)については、体への影響を考え極力質の良いものを選んだ方が良いです。
経験をお伝えすると、3,000円台前後程のスツールも多いのですが、壊れる、歪むなどのダメージで結局買い替えを行いました。
脚の部分がプラスチックや座る座面にクッションが効きすぎると、不具合が起きやすい、体がキツくなってくる経験がありました。
↓このぐらいが頑張った金額でもなく質の内容としても程よいでしょう。
お金が回ってきたらもっと体に良い、負担が少ないなどクオリティ重視のスツールに変えることをお勧めします。
お客様用の椅子は、カウンセリング時や待ち合いに使用するものです。サロンのイメージに合わせて用意しましょう。
ワゴン
ワゴンにも色々な形があるので好みで探しましょう。
今回ご紹介したいこちらのワゴンは、物が落ちる心配がなく、スタイリッシュでおしゃれなため場の雰囲気が作れます。
また3段でできている為かなり収納をしてくれます。
他にもカラーがあるのでどんなイメージにも合わせやすく、値段の割にしっかりとした作りであることからもおすすめです。
ライト(施術時の照明)
ライトはワゴンに取り付けるタイプ、ベッドに取り付けるタイプ、スタンドタイプ様々ありますが、目元の施術なのでベッドやスツールと同じぐらい、アイリストにとっては重要です。
コスパが良い商品はまだまだたくさんあると思いますが、長年経験してきた上で良かった、と思う2品を紹介します。
角度を変えることができる柔軟性、明るさの調整、意外と動かすのでしっかりした質、この3つの条件は外したくない!が本音。
↑こちらのアームライトは、取り付け可能なワゴンやベッドの場合はおすすめです。
可動域がとても良く角度を変えることもできしっかり目元を照らすことができる、しっかりした作りなので簡単には壊れない、明るさの調整ができる、という良い条件が揃っているためおすすめしたいところです。
デメリットとしては、装着できるワゴン、ベッドでないと使用ができないということ。
私たちの場合は、持っていたワゴンやベッドに装着ができずでしたが、ライトそのものがとても良かったので、このライトがはまるワゴンを探しました。
装着の仕方をしっかり読んで判断して下さいね。
もう一つ紹介したいライトはこちら↓
Neewer 18インチLEDリングライト 二色 3200-5600K調光可能 LCDディスプレイ 三脚スタンド、スマートフォンホルダー、リモコン、フィルター、キャリングバッグ付属 メイクアップ/生放送/YouTube/Tiktok/ビデオ撮影用
一見撮影用のライトと思われますが、こちらはライトの調整ができること、スタンド型のためどこにでも移動できること、首の縦振りの調整と、SNSの撮影用に使える!ということで意外と活躍します。
お顔全体を照らせるので、SNS撮影の際に綺麗なライティングをしてくれ、目の中に光のリングが入るので映えの目元を演出してくれます。
私たちのオンラインスクールの際も、LIVE授業の際にはかなり役立っています。
お値段は気持ち高めに感じますが、安いものも含め何種類か使ってみた結果、安いものは壊れるのも早かったのでこちらのNeewerのライトをおすすめします。
その他(ブランケット・荷物カゴ)
施術ベッドの場合は、そのまま使用すると体が痛いので、下にマットやタオルを多めに敷いてあげることをおすすめします。
お客様にかけるブランケットや荷物カゴは、サロンのイメージに合わせて揃えましょう。
商材にかかる費用
こちらでは、最低限の金額の掛け方でのご紹介のため、徐々に増やしていきましょう。
例えばまつ毛エクステンションは、1箱に長さ全部がMIXで入ったをカール3種を、太さ違いで2タイプほど、合計6箱ほどが最低限の量かと思います。
こちらは本当に最低限なので、状況を見て追加注文をしましょう。
一箱約1,600円を平均として、6箱ほどなので約10,000円ほどとなります。
他に必要なのがグルー(接着剤)です。
グルーも種類や金額が様々ですが、1,500~3,000円ほどで購入が可能です。
また、こちらのオンラインマツエクスクールを受講した場合は、アイブロウラミネーションの商材、ラッシュリフトの商材一式もついてくるため、こちらを利用することも可能となっております。
あとは、リムーバー(オフ剤)が約600円、消耗品のペーパーやコットン、綿棒やラップを揃えます。
これらの商材は、こちらの紹介で約15,000円前後で集まります。(オンライン受講の場合の眉毛・ラッシュリフト商材代を抜いて)
広告宣伝にかかる費用
現在は無料もしくは少額から始められる宣伝方法がいくつかあります。
無料ツールは、minimo(ミニモ)、ジモティー、Instagramなどが挙げられます。
工夫として、そこからご来店いただいたお客様に、紹介または口コミで広げてもらうための工夫をすると良いでしょう。
少額でスタートできる宣伝は、Instagram・Facebook広告です。地域や年齢、興味などを絞って宣伝が可能なためターゲットにダイレクトに宣伝が少額で可能です。
保健所への美容所登録時の検査手数料代
管轄の保健所にて美容所登録の手続きの際にかかる手数料です。
管轄の保健所によって変わりますが、平均20,000円前後となります。
まとめ
1から5までかかる金額をまとめると、約8−10万円ほどでスタートできる内容となりました。
金額を少しでも減らしたスタートをするためには、いろいろな工夫も必要になります。
お客様集めも周囲に協力してもらって、少しずつ増やしていきましょう。
またまだ技術を学んでいない場合は、こちらでご紹介しているオンラインマツエクスクールをお勧めしています。
直接スクールに通って学ぶ場合は、約30~50万円ほどのスクール費用がかかってくることが多いですが、オンラインで学ぶことによって、商材込みで15万円でマツエク・ラッシュリフト・アイブロウラミネーションを学ぶことができます。
ぜひ活用して、少しでも費用を抑えたマツエクサロンの開業を目指しましょう。